この記事がヤバい。
https://thepage.jp/detail/20160325-00000011-wordleaf
「年金は破たんする!?」はウソです

経済コラムニスト・大江英樹氏のコラムが2016年3月27日に掲載されYahoo!ニュースでも取り上げられていました。

本当に年金が破たんしないロジックがあるなら天の恵み

タイトルを見た時は「おお!?」と思いましたよ。 ポジティブなタイトルですからね。 

年金が破たんしないのであれば、それはもう万々歳なわけです。

その心は?と期待して記事を読みましたが、内容を見て愕然としました。

これ、自分の子供や孫にも言えるの!?

『「年金は破たんする!?」はウソです』の要約ポイント

内容を要約すると、

・30年前から「年金不安」は言われていたが、今も問題ないでしょ?

・年金の不安は、保険や投資信託を売る為に金融機関が煽っているだけで何の問題もない。

・まだ貯金はあるから問題ない。

・年金運用(年金を投資で増やす)が比較的順調だから問題ない。

・不安だからと払わないともっと苦しくなる

最後にフォローがあり、
・100年安心は言い過ぎ
・公的年金だけで将来自分の望む生活が維持できるというのは難しいでしょう。でも土台にはなる。

で締められています。

30年前から「年金不安」は言われていたから問題ないだと?

一番問題なのは、何十年も前から「年金制度への不安・欠点」が指摘されていたのにもかかわらず、「まだ大丈夫だべ。少なくとも俺たちは」と後回し・後回しにしてきた事なんでしょうが!?  こ「ワシらが死ぬまでは大丈夫」と堂々と言ってしまっているのです。

投票権のない18歳以下の子供たちの未来の為の政策なんて、後回しになってしまうのです。

こうしてズルズルこの制度を維持してきた結果、

・支払金額は年々増加
・需給金額は年々減少

という明確な「破滅へのカウントダウン」状態なんですよ。 今すぐじゃなくて、このままいくといつか成り立たなくなる事を「破たん」だと言っているんです。 

現在年金だけで暮らせて、将来年金だけじゃ暮らせないのであればそれは「破たん」であり、「金額が少なくなろうが「破たん」にはならない」なんて屁理屈言うなら、じゃあ「不安」は間違いなく存在しますよねって事。 だってそれだけじゃ生きていけないのですよ? 不安じゃないですか。

あと、貯金があるから問題ない・・と。 これ絶対ここで出しちゃダメなやつでしょう。 いつか無くなるのだから。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用が年金を救うか

後は、年金運用。 2001年から始まった、要は集まったお金を投資して増やそうというものですね。 

ただ、これどうなんでしょうね。「年金制度」の本質とは少し違うような。 若者がお年寄りを支えよう・自分たちがお年寄りになった時は若者に支えられるっていう制度ですよね。 それが医療発達・少子化で若者への負担が年々重くなっているというのが「破たん」の根拠じゃないですか。 集めたお金を投資で増やすからOkというのがどうも計画性の無いものですよね。 

これって、100年、200年、300年先どうなっているか分からないですよね。 特に国債(国の借金)が絡んでいるので別の負担が若者に来ないのか?本質的に解決になっていないのでは?という疑問は払しょくされません。 

こういう点こそ、経済コラムニストという肩書をもってして分かりやすく解説して安心させてくれるのかと思ったら、

年金の運用は比較的ちゃんとやっている

うぉい!

実は一番のカードであるこの部分が凄く弱気なんです。 「それほど問題はない」とか・・全然「安心して下さい!」って感じじゃないんですよ。

あんまり分かっていないのか、それとも不安があって隠しているのか?

とにかく、この文が余計不安にさせる事は間違いなかったです。

自分さえ良ければそれでいいというのが一番問題の年金問題

つまり、この記事はですよ・・

公的年金の最大の問題点である、「自分たちの世代は大丈夫、未来は知らねえ」という事をそのままパッケージにした記事だったのです。

年金は「自分らの代では破綻しない」

と、自分たちさえ良ければそれでいいと堂々と言い放ち、

ただ、年金不安をあおり立てている金融機関や一部のマスコミの言葉に乗って年金保険料を支払わないということになれば、それは結果としてあなた自身の将来に大きな禍根を残すことになりかねません。

何の根拠もないままに後半では若者に年金を払えと言っているのです。なぜなら今若者が年金を払わなくなれば自分たちの10年後が危ないからです。 

10年、20年を乗り切ればそれでいいんだ・・

老人達はやっぱりそんな風に年金の事を考えていたんだ・・本当にヤバい

と確認させられる記事でした。