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舛添都知事の税金の使い方がどんどん指摘されている。 海外出張の次は湯河原の別荘に公用車で通っていたという報道だ。 要するに我々の感覚で言えば、温泉旅行だ。 

この指摘に対して都知事は「全く問題ない」と回答しているが、実はこれ結構な大問題だと思う。

理屈としては、例えば「新宿」と「渋谷」に事務所があってそこを行き来しているのと同じなら誰もが「問題ない」と思う。 でも、これが「ハワイのワイキキビーチ」ならどうなのか?

まあ、その辺は水掛け論でしかないので次の投票の材料にすればよいだけなのだが、私が問題だと思うのは、

別荘は、舛添氏の妻が代表を務める「舛添政治経済研究所」が所有。舛添氏は別荘は「事務所だ」と主張した上で、「このところ仕事が忙しかった。一番静かで仕事ができる場所なので、資料を読み込んで次の週の準備などをしていた」と説明。公用車の利用については「ルールに従ってやっており、問題はない」とし、「健康を保って、頭を整理して、都民のために働く態勢を整えるのも知事として重要な役割だ」と述べた。

結局、湯河原の温泉までわざわざ時間をかけて行く事の疑問に対しては、

健康を保って、頭を整理して、都民のために働く態勢を整えるのも知事として重要な役割だ」

と答えている訳ですね。 税金が絡む問題で、こんな無敵のカードを出しちゃったわけです。

これって、東京で働いているフリーランスの人がプライベートで旅行に行って、それを「経費」だと申告しても、税務署はつっこめないって事なんですよ。 何でもかんでも「健康を保って、頭を整理して働く姿勢を整える為ですよ」って言えばいいのですから。

実際、「執筆の為」「取材の為」等と理由をつけて経費として申請してそれなりの「記録」があれば認められますが、本来はアウトですよね。 結局、単なるプライベート旅行なのか、慰安なのかはグレーゾーンなわけですよ。 そのグレーゾーンを少なくとも東京では「これは真っ白です!」と高らかに宣言してしまったのです。
http://keiei.freee.co.jp/2015/07/31/kojinjigyounushi_setsuzei/
「個人事業主の節税対策 3. 温泉地への宿泊旅行は? を参考に」

都知事は「事務所だ」という点も強調していますが、「出張の時だけホテルを事務所代わりで使って残った利益をなるべく税金として還元したい方針だ」といえばいいだけですし。(実際、海外出張のスイートルームは会議をする(かもしれない)から。と言っていたので事務所だろうがホテルだろうが旅館だろうが同じ事)

都知事が「何でも経費で問題ない」と事例を積み上げれば積み上げるほど、税務署は個人や企業の「経費」も同じように認められないとおかしくなるのです。 

大問題でしょう。